RESEARCH
研究内容
現実の生活で直面する問題に対し、生理学や人間工学の知見を使って実装可能なソリューションを提供します。
RESEARCH AREAS
研究の出発点は、現場の課題から
臨床現場や避難所において「しかたがない」と考えられてきた健康問題を研究課題に設定します。

療養中の患者さんに深い眠りを
睡眠を妨げる要因に応じ、個別のソリューションを探索します。

避難所でも十分な休息を
避難所でも心と体を休めることのできる非常用寝具を開発します。

活きいきと働くために
仕事による身体の負担を減らし、QWL(Quality of Work Life:)を改善するための方法を提案します。
Projects
主な研究プロジェクト
CURRENT PROJECT
避難所環境を見直して、被災者の血栓を予防する
避難所生活を送る被災者は通常時より、肺塞栓症のリスクとなる深部静脈血栓症の有病率が高いことが知られています。従来から指摘されてきた脱水や活動量減少といったリスク要因以外に、避難所環境における雑魚寝が血栓リスクを高める要因になっていないか検討を進めています。
Research Grant:災害用エアマットレスの使用が下肢血流に及ぼす影響:避難者のDVT予防に関する検討 →
2023.04 — 2026.03
避難所の床での生活による負担を最小限に
東日本大震災以降、避難所には段ボールベッドが設置されるようになりましたが、避難所に届けられるには時間を要します。そのため、被災者は段ボールベッドが設置されるまでの一定期間、床での生活を続けることが求められます。本研究では、空気緩衝材(エアマットレス)がウレタン製のキャンプ用マットレスと同等の体圧分散能や断熱効果を有することを示すことができ、安価で広い保管場所を必要としない空気緩衝材は、自治体や企業等における大量備蓄に向いていることが示唆されました。
Research Grant:寝具が提供されない避難所環境を想定した腰背部痛予防に関する実験的検討 →
2020.04 — 2023.03
災害用ベッドの個人備蓄には何が向いている?
段ボールベッドの持つ災害用ベッドとしての機能を評価したところ、段ボールベッドに直接臥床した際の体圧分散能は、コンクリートの床に直接臥床した場合と差がないことがわかりました。また、段ボールベッドとキャンプ用ベッドを用いた際の睡眠脳波や主観的睡眠指標を比較したところ、キャンプ用ベッドで寝た方が、熟眠感が低く、起床後の眠気も少ないことが示されました。段ボールベッドよりも軽量で小さく、価格についても両者に大きな差がないことから、個人で備蓄するには、キャンプ用ベッドの方が向いていることが示唆されました。
Research Grant:災害用段ボールベッドがもつ体圧分散能と睡眠改善効果に関する実験的検証 →
2016.04 — 2018.03
枕を変えることで、月経前の眠気は改善できる?
月経前の強い眠気に苦しむ女性に対し、水を循環させることで表面温度を25℃に保持可能な枕を使って眠っていただいたところ、睡眠脳波における深睡眠の割合が増えた上、起床後の熟眠感も改善することが示されました。
Research Grant:全身浴および頭部冷罨法による月経前の眠気の改善効果の検証 →